2024年3月9日土曜日

COデザインカフェ/あなたにとって「癒し」とは?

 COデザインカフェ/あなたにとって「癒し」とは? 

不安や弱音を共有する男性のための対話

3月20日(水・祝)@COデザインスタジオ


「人前で涙を見せたくない」そう思ったことありませんか?

あるいは「泣くのは一人前じゃない」とか。

でも、涙は出なくてもつらいときもあれば、

泣きたくなるほどつらいときもある。

落ち込んでしまうときもあるし、

そんな自分に自信が持てない時もある。

そんな弱音や不安と付き合っていくために必要なのが「癒し」だったりする。

この企画では、男性の弱音や不安、そして「癒し」について、男性どうしで語りあってみます。

なぜ弱音や不安を口にしにくいのか、男性にとっての「癒し」とはどのようなものなのか。

語りあいを通して、こうした問いについて考えてみませんか。

また、ゲストに西井開さんをお招きし、

「非モテ研究会」の活動や研究についてお話しいただきます。

西井さんと一緒に、「癒し」をテーマに、

日頃抱えている不安や弱音について話してみましょう。


日時:2024年3月20日(水・祝)18:00-20:00 

会場:COデザインスタジオ (全学教育総合棟3 341教室)

https://cscd.osaka-u.ac.jp/access/

対象:性自認、ジェンダー・アイデンティティが男性、男性より、の方 

 *主催側には女性が含まれます。女性の方でオブザーバーとして参加したい場合は参加フォームにその旨お書きください。

参加方法:要申しこみ。以下のフォームからお申しこみください。

https://forms.gle/zWLovkj7vmRQxtEJ8

ゲスト:西井 開さん

企画進行:廣畑志織(大阪大学大学院人文学研究科

     ほんま なほ(大阪大学COデザインセンター)

主催:大阪大学COデザインセンター

協力:大阪大学大学院人文学研究科臨床哲学研究室

西井 開

千葉大学社会学研究院特別研究員。「非モテ意識はなぜ生まれるのか」「どうしたら非モテの苦しさから抜け出すことができるのか」を追求する男性たちの当事者研究グループ「ぼくらの非モテ研究会」を主催。男性の生きづらさや弱さに焦点を当てた研究を行っている。


参加にあたって以下にご留意ください。

・人の話をさえぎらない、否定しない

・プライバシーに配慮する(人の話はもらさない、撮影する際は許可を)

・人に言われて嫌なことをしない

・他の参加者を追い込むようなコメント・質問をしない

・他の参加者にしつこく連絡先をきかない

・宗教、マルチ商法、ネットワークビジネスなどの勧誘をしない

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2024年3月1日金曜日

臨床哲学ニューズレター第6号(2024)

表紙

目次1

 

【特集1】 第9回臨床哲学フォーラム(シリーズ:規範の外の生と知恵)

テーマ「狂気な倫理:「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定」

第9回臨床哲学フォーラム「狂気な倫理:「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定」の特集にあたって 小西 真理子(3

〔第I部〕総評

総評「合評会/アカデミーへの報告」 小泉 義之(6

『狂気な倫理』総評に対する執筆者からの応答  小西真理子、髙木美歩、貞岡美伸、河原梓水、鹿野由行、石田仁、小田切建太郎、山本由美子、柏﨑郁子、北島加奈子、笹谷絵里17

 

〔第II部〕「愚か」な生を肯定する

『狂気な倫理』第I部への論評と質問  三木 那由他(27

『狂気な倫理』第I部の執筆者からの応答  小西 真理子、髙木 美歩、貞岡 美伸(35

 

〔第III部〕「不可解」な生を肯定する

“この道を歩いていきます”:『狂気な倫理』第II部への論評と質問 ほんま なほ(45

『狂気な倫理』第II部の執筆者からの応答  河原梓水、鹿野由行、石田仁、小田切建太郎、山本由美子(56

 

〔第IV部〕「無価値」な生を肯定する

『狂気な倫理』第III部への論評と質問  檜垣 立哉(68

『狂気な倫理』第III部の執筆者からの応答 柏﨑郁子、北島加奈子、笹谷絵里+小西真理子・河原梓水(73

 

【特集2】 10回臨床哲学フォーラム(シリーズ:あたらしい倫理学)

      テーマ「哲学に「臨床」は必要か?」

10回臨床哲学フォーラム「哲学に「臨床」は必要か?」の特集にあたって 小西 真理子(83

【講演】哲学に「臨床」は必要か?  奥田 太郎(86

質問1:「問題」をまなざす姿勢 片岡 花菜(93

質問2:臨床哲学に期待していること 六郷 颯志(96

片岡さんと六郷さんの問いかけに応答する 奥田 太郎(100

【対談】哲学に「臨床」は必要か?  奥田 太郎 × 堀江 剛 × ほんま なほ(105

 

臨床哲学の書きもの

日々のいとなみのなかにある対話 ほんま なほ(111

 

研究室主催イベント&アセンブリアワーの記録 125

執筆者一覧/奥付 127

裏表紙 128



2024年1月18日木曜日

イベント案内(2024年2月16日):【池袋本店主催】『抵抗への参加』刊行記念イベント『アンネの日記』最後の日記から80年ー喪われたアンネの声を回復する

 【池袋本店】『抵抗への参加』刊行記念イベント『アンネの日記』最後の日記から80年ー喪われたアンネの声を回復する


1944年8月1日、アンネ・フランクが最後の日記を書いてから今年で80年。
その日記原稿に書かれていた母への深い共感や愛の記述は父オットーが全部削除して初版本が刊行された。なぜその箇所は削除されたのか。アンネの闘争はユダヤ人迫害に対してだけではなく家父長的価値に抗する事でもあった。
キャロル・ギリガンは『Joining the Resistance』で「アンネはその潜伏生活において、ただナチスに対してだけ身を隠していたのではない」と喝破した。では何を隠したのか。
同書訳書『抵抗への参加』の訳者と、『アンネの日記』再読を試みるジェンダーとケア文学の第一人者が『もうひとつの声で』に続きアンネの「もうひとつの声」を回復しようとするクロスセッション。


日時:2024年2月16日(金)19:30~21:00

会場:ジュンク堂書店池袋本店4階MJカフェ(※30分前開場)

登壇者:小川公代さん×小西真理子さん×田中壮泰さん


<販売期間>
販売開始:2024年1月17日(水)12:00
販売終了:2024年2月24日(土)12:00
※「会場参加チケット」は2024年2月16日(金)19:00まで

<チケット案内>
【オンライン視聴チケット】1,650円税込
ご購入後、アカウント登録いただいたメールアドレスに「参加方法」メールが届きます。
記載内容に沿ってチケットPDFをダウンロードください。

【ジュンク堂書店池袋本店会場参加チケット】2,000円税込
ジュンク堂書店池袋本店4階MJカフェ(※30分前開場)でイベントをご観覧いただけます。
ご購入いただくと、イベント参加方法に関する情報がダウンロードできます。
イベント終了後、アーカイブ配信にてイベントをご覧いただけます。
詳細はダウンロードしたチケットPDFをご参照ください。

会場の座席数に限りがあるため、数量限定、先着順での販売となります。
予めご了承ください。
※本イベントの書籍はイベント当日に会場にて販売いたします。
イベント来店に合わせて書籍のご購入をされる場合は、イベント当日に会場にて別途、書籍をお買い上げください。

【書籍付き+視聴チケット】3,630円税込
『抵抗への参加 フェミニストのケアの倫理』(晃洋書房)を、ご登録いただいた配送先住所へ郵送にてお届けいたします。
オンライン視聴チケットは別途、チケットをダウンロードください。

発送日:2024年1月17日より順次。
発送からお手元に届くまで一週間程度かかります。

送料:370円

チケットのお申し込みは下記サイトにて受け付けております。
こちら

<当日の配信について>
ZOOMでの配信となります。
イベントによっては、ZOOM画面下のチャットや
Q&Aをご利用いただけます。登壇者にお聞きし
たいことなど、ぜひご利用ください。配信日時に
なりましたら、ダウンロードいただいたチケット
PDF内に記載の<リアルタイム配信>の項目から、
配信用URLをクリックしてご視聴ください。

<アーカイブ配信について>
アーカイブ配信期間:
2024年2月17日15時00分~
2024年2月24日23時59分
当日ご参加いただけない場合でも、アーカイブ
配信をご用意しております。イベント終了日の
翌日15時よりご視聴いただけます。
視聴方法についての詳細はダウンロードいただ
いたチケットPDF内<アーカイブ配信>の項目
に記載しておりますので、そちらをご確認くだ
さい。

■小川公代(おがわ・きみよ)
上智大学外国語学部英語学科教授
専門はロマン主義文学、医学史、英文学。
著書として『世界文学をケアで読み解く』
(朝日新聞出版)、『ケアの倫理とエンパ
ワメント』『ケアする惑星』(講談社)、
共著として『感受性とジェンダー<共感>の
文化と近現代ヨーロッパ』(水声社)など
がある。

■小西真理子(こにし・まりこ)
大阪大学大学院人文学研究科准教授
専門は臨床哲学、倫理学。著書として『共依
存の倫理ー必要とされることを渇望する人び
と』(晃洋書房)、『歪な愛の倫理ー<第三者
>は暴力関係にどう応じるべきか』(筑摩書房)
、共著として『狂気な倫理ー「愚か」で「不可
解」で「無価値」とされる生の肯定』(晃洋書
房)などがある。

■田中壮泰(たなか・もりやす)
立命館大学文学部授業担当講師、東海大学文化
社会学部非常勤講師
専門はポーランド文学、イディッシュ文学、比
較文学。共著として『異貌の同時代:人類・学
・の外へ』(以文社)、共訳としてヤヌシュ・
コルチャク著『ゲットー日記』(みすず書房)、
『論文「イディッシュ語で書かれたウクライナ
文学」(『スラヴ学論集』25号)』がある。




2023年12月19日火曜日

開催案内(2024年2月18日):第12回臨床哲学フォーラム(ふるいにかけられる声を聴く)

 第12回臨床哲学フォーラム(ふるいにかけられる声を聴く)

テーマ:キャロル・ギリガンとケアの倫理

主催:大阪大学倫理学・臨床哲学研究室

共催:科学研究費JP23H00736

日時:2024年2月18日(日)13:00~18:00

場所:大阪大学豊中キャンパス文法経講義棟41

開催方法:対面+Zoom


 2023年9月に邦訳書、キャロル・ギリガン著『抵抗への参加:フェミニストのケアの倫理』(小西真理子、田中壮泰、小田切建太郎訳、晃洋書房)が刊行されました。

 出版を記念して、哲学・倫理学を専門とされる方々を中心にご登壇いただく、臨床哲学フォーラム「キャロル・ギリガンとケアの倫理」を開催いたします。

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【プログラム】

第Ⅰ部『抵抗への参加』を読む

[パートⅠ:訳者編]13:00~14:00【司会:小西真理子】

趣旨説明、登壇者紹介、訳者解題:小西真理子(大阪大学)

田中壮泰  (立命館大学) 「『抵抗を識別する』を読む」

小田切建太郎(熊本学園大学)「『抵抗への参加』瞥見:疎外の視点から」

質疑応答


休憩(10分)


[パートⅡ:学生編]14:10~15:30【司会:堀江剛】

吉田裕香(大阪大学)「来るべき春のために:『抵抗への参加』にみる「わたしたち」の連帯可能性

石川勇人(大阪大学)「抵抗への参加:沖縄戦の聞き書きの現場からの応答」

三原悠祐(大阪大学)「男性学におけるケアの倫理の受容について:『抵抗への参加』の検討から」

コメンテーター:小門穂(大阪大学)

質疑応答


休憩(20分)


第Ⅱ部 キャロル・ギリガンとケアの倫理 15:50~18:00【司会:ほんまなほ】

川本隆史(東京大学/東北大学)「<苦しみの緩和>から<不正義への抵抗>へ:ケアの倫理のラディカル化」

冨岡薫(慶應義塾大学)    「抹消されるフェミニズム:ギリガンのケアの倫理と人工妊娠中絶」

品川哲彦(関西大学)     「「結婚」と「反転図形」」

柿本佳美(奈良女子大学)   「ケアの市民的抵抗へ」


全体討論

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◆参加希望者は、Googleフォームからご登録ください。

https://forms.gle/annd6Kx3GAEGtKZj8

◆お問い合わせ先は、Googleフォームに記載しています。

◆受付〆切:2024年2月14日(水)




2023年11月21日火曜日

【刊行物のお知らせ】小西真理子著『歪な愛の倫理 ――〈第三者〉は暴力関係にどう応じるべきか』 (筑摩選書 268)

あるべきかたちに

回収されないもの
――暴力の渦中にある<当人>の語りから、
<第三者>の応答可能性を考える。


DV(ドメスティック・バイオレンス)に代表される、暴力関係から逃れられないひとには、実際、何が起きているのか。問題系を前提とした〈当事者〉ではなく、特定の個人に注目した〈当人〉の語りから議論を始めたとき、〈第三者〉は、どのようにして応答することができるのか。本書は、「なぜ暴力関係から逃れられないのか」という問いへの通説的な見解に対して、再考を迫る。あるべきかたちに回収されない異なるエートスを探求する、刺激的な論考。

【目次】
まえがき 親密な関係に生じる暴力を問う――〈当人〉と〈第三者〉のあいだの亀裂

第1章 なぜ暴力関係から逃れないのか【通説編】――専門家らによる見解
1 加害者から離れたがらない被害者たち
1-1 DV加害者から離れない被害者たち/1-2 親をかばう被虐待児たち
2 専門家らによる代表的な回答
2-1 加害者の暴力によって無力化しているから/2-2 加害者の「愛情」に固執しているから/2-3 加害者に支配/洗脳されているから/2-4 加害者に依存しているから

第2章 なぜ暴力関係から逃れないのか【異端編】――語られる歪な愛
1 分離以外の解決策の必要性――「離れたくない」
2 〈当人〉の言葉の真正性――「私は相手のことをよく知っている」
3 依存がもたらす救済――「依存によって生きのびられる」
4 欲望される暴力や支配――「私はマゾヒストである」

第3章 分離とは異なる解決策――DVと修復的正義
1 加害者との関係性切断を拒絶する被害者
1-1 ノードロップ政策/1-2 リンダ・ミルズによる問題提起
2 DVにおける修復的正義の実践「サークル・オブ・ピース」
3 DVに修復的正義を適用することへの批判
4 日本の現状と今後

第4章 暴力的な存在と社会的排除――トルーディ事件を考える
1 トルーディ事件
2 トルーディの真正性
2-1 トルーディはどうして問題視されたのか/2-2 トルーディ・シュトイアナーゲルの論文/2-3 トルーディの声

第5章 生きのびるためのアディクション――自己治療・自傷・自殺
1 自己治療仮説
2 日本における「生きのびるためのアディクション」
3 見えなくなっていく死(者)
3-1 死に至る自己治療/3-2 医療や支援からの拒絶/3-3 「生きのびる」ことに回収できない肯定性/3-4 依存先が形成できないとき

第6章 介入と治療からの自由
1 〈第三者〉にできること:ドラマ『ラスト・フレンズ』から考える/
1-1 身近な他者としてどう関わるか/1-2 公的支援の必要性と限界
2 自傷他害とパターナリズム
2-1 適応的選好形成/2-2 他害/2-3 自傷



2023年11月9日木曜日

【延期】イベント案内(2023年12月15日):『抵抗への参加』刊行記念イベント 岡野八代さん×小西真理子さん×田中壮泰さん鼎談 「ケアの倫理は人間の倫理である」

※予定しておりました下記イベントは延期となりました。

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『抵抗への参加』刊行記念イベント 岡野八代さん×小西真理子さん×田中壮泰さん鼎談 「ケアの倫理は人間の倫理である」


昨年キャロルギリガンの名著『もうひとつの声で』の増補版完訳が刊行され(風行社)再度話題になってします。しかしこの本の内容は全てが歓迎をもって受け入れられたわけではありません。
ここで展開された「ケアの倫理」は自己犠牲や無私無欲の倫理、そしてそれを女性特有のものとみなしているとフェミニストから批判を受けました。
しかしギリガンはその後少女たち、少年たちの声を拾い続け『JOINING THE RESISTANCE』を書きあげ、その誤解を解いています。その誤解はどこからきているのか、そしてどこに向かうべきなのか。
その方向性としてジェンダー階層やジェンダー二元論からなる家父長制の解体を訴えています。
その本邦初訳『抵抗への参加』の訳者お二人とゲストに岡野八代さんをお招きして「人間の倫理」としての「ケアの倫理」についてお話いただきます。


日時:12月15日(金)19:00~20:30 2024年1月17日(水)19:00~20:30
会場:MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店4階 
イベントスペース(特設会場)
開場:18:30~
※会場へのご来店をご希望のお客様は「来店チケット」をご購入ください。

オンライン視聴:
※イベント開始の10分前より入室可能です。
※イベント終了後1週間、アーカイブでご視聴いただけます。

<販売期間>
販売開始:2023年11月9日(木)10:00
販売終了 
視聴のみ   2023年12月22日(金)12:00 2024年1月24日(水)12:00
書籍付き   2023年12月22日(金)12:00 2024年1月24日(水)12:00
来店         2023年12月15日(金)18:00 →2024年1月17日(水)18:00

<チケット案内>
【視聴チケット】1,650円税込
オンラインセミナー視聴に関する情報がダウンロードできます。

【書籍付き+視聴チケット】3,630円税込+別途送料
オンラインセミナーの視聴+『抵抗への参加 フェミニストのケアの倫理』(晃洋書房)を1冊お届けいたします。

【来店チケット】1,650円税込
イベント来店者用チケットです。会場にて『抵抗への参加 フェミニストのケアの倫理』(晃洋書房)の販売も実施いたします。

チケットのお申し込みは下記サイトにて受け付けております。

こちら

※店頭はお電話ではお申込みいただけません。


【注意事項】
・参加受付は定員に到達しだい終了となります。
・天候や災害などにより、やむを得ずイベント
を中止する場合がございます。予めご了承くだ
さいませ。

【新型コロナウイルスをはじめとする感染予防
および拡散防止のためのご協力のお願い】
2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症の
感染症法上の位置づけが「新型インフルエンザ
等感染症(いわゆる2類相当)」から「5類感染
症」に変更されました。これを受けて弊社丸善
ジュンク堂書店オンラインイベントでは、2023
年5月8日以降、弊社主催のオンラインイベント
のうち、「会場参加チケット」ご購入様へ向けた
指針について、全て撤廃いたします。

過去の指針については下記リンクをご参照くださ
い。

2023年3月13日以前の指針はコチラ

https://online.maruzenjunkudo.co.jp/pages/
0312guidance

2023年3月13日以降から2023年5月8日までの指
針はコチラ

https://online.maruzenjunkudo.co.jp/pages/
0313guidance

なお、本イベントの運用指針につきましては、今
後の政府の指針変更や新型コロナウイルスの感染
拡大状況によっては、必要に応じて適宜改訂いた
します。

【お問い合わせ先】
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店
(営業時間10:00~22:00)
電話番号:06-6292-7383


■岡野八代(おかの・やよ)
同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授
専門は政治思想、フェミニズム。共著として『日本
は本当に戦争に備えるのですか?:虚構の「有事」
と真のリスク』(大月書店)、共訳としてエヴァ・
フェダー。キテイ著『愛の労働あるいは依存とケア
の正義論 新装版』(現代書館)、ケア・コレクテ
ィブ著『ケア宣言:相互依存の政治へ』(大月書店
)などがある。

■小西真理子(こにし・まりこ)
大阪大学大学院人文学研究科准教授
専門は臨床哲学、倫理学。著書として『共依存の倫
理ー必要とされることを渇望する人びと』(晃洋書
房)、『歪な愛の倫理ー<第三者>は暴力関係にど
う応じるべきか』(筑摩書房)、共著として『狂気
な倫理ー「愚か」で「不可解」で「無価値」とされ
る生の肯定』(晃洋書房)などがある。

■田中壮泰(たなか・もりやす)
立命館大学文学部授業担当講師、東海大学文化社会
学部非常勤講師
専門はポーランド文学、イディッシュ文学、比較文
学。共著として『異貌の同時代:人類・学・の外へ』
(以文社)、共訳としてヤヌシュ・コルチャク著『
ゲットー日記』(みすず書房)、『論文「イディッ
シュ語で書かれたウクライナ文学」(『スラヴ学論
集』25号)』がある。






2023年11月2日木曜日

開催案内(2023年12月9日):研究フォーラム 語り継ぐ、水俣と表現(第11回臨床哲学フォーラム共催イベント)

 研究フォーラム 語り継ぐ、水俣と表現

(第11回臨床哲学フォーラム共催イベント)


日時 2023年12月9日(土)14:00-17:00
会場 大阪大学豊中キャンパスCOデザインスタジオ (全学教育総合棟1、3階341室)
入場無料、要申し込み
主催 大阪大学COデザインセンター
共催 大阪大学人文学研究科臨床哲学研究室


水俣病公式確認から67年、チッソの責任を認めた水俣病一次訴訟の判決から50年、現在も患者さんたちは水俣病とともに生きつづけており、水俣病関連の訴訟も続いています。しかし、患者さんたちの高齢化は進み、日本の近現代史にその負の側面を刻む出来事としての水俣病は、記憶継承の転換期にさしかかっています。

一方で、水俣には、そのような歴史的な大きな出来事としての水俣病ではなく、その土地にくらす人々の生活に起こった出来事としての水俣病について、患者さんの語りを聞き取り、地域で語り継ごうとする水俣病センター相思社のような活動も存在します。また、今回のゲストのお一人、柏木敏治さんは、水俣病に限らず、戦前から続く水俣の人々の暮らしに寄り添い、表現した歌を作り、歌い続けておられます。

水俣病、そして水俣からは、患者・市⺠運動や訴訟活動だけでなく、映像、写真、文学、歌という表現活動が多く生み出されてきました。これはなぜかと考えたとき、水俣、そして水俣病患者さんは日本の近代化の負の側面を背負わされた「不幸な土地、不幸な人々」であるだけではなく、社会の負の側面をそれぞれの生活の中で生きのびることによって、独自の知恵と表現を生み出してきた土地、人々でもあるのではないか、ということが思い浮かびます。 今回の研究フォーラムでは、水俣病および水俣で生きる人々の語りを語り継ぎ、歌い継ぐ活動をされている、柏木敏治さん、相思社の小泉初恵さんをお招きし、水俣という地域の歴史、地域に暮らす人々の生活としての水俣病を語り継ぐ表現とはどのようなものであるのかを、その表現に触れながらみなさんとともに考えたいと思います。

(この企画は、来年度より実施予定の「大阪大学人文社会系オナー大学院プログラム」の科目開発の一環でおこなわれます。)

プログラム
「水俣病を語り継ぐ」小泉初恵(水俣病センター相思社)
「マイノリティの〈こえ〉と表現」ほんま なほ(大阪大学COデザインセンター)
「詩の声、歌の声」渡邊英理(大阪大学人文学研究科)
唄と演奏 柏木敏治(水俣在住シンガーソングライター) 
司会ときき手 高橋 綾(大阪大学人文学研究科人文学林)


■〈水俣と表現〉関連企画(事前申し込み制)
12月8日(金)18:30-20:30
ライブパフォーマンス「柏木さんと土地の歌を歌う1 水俣×八重山」@赤瓦
会場 琉球居酒屋・赤瓦(阪急石橋阪大前駅下車5分)

12月10日(日)14:00-17:00(終了時間は未確定)
ちいさな音楽祭「柏木さんと土地の歌を歌う2水俣×猪飼野」
(いくのふらっとだいがく シリーズ「多文化共生と表現活動」vol.2) 
会場 大阪市生野区「いくのパーク」IKUNO多文化ふらっと事務局内スペース